反対面を型取りするよ・・・制作記其の九十五
カリ石鹸を塗ったら反対面の
型を取っていきまーす。
まあ、やることとしては
前とおなじように・・・
・作業台の水平を確認する。
・鋳込み口を整える。
・カリ石鹸を塗った板で原型と型を囲む。
・板を糸でしばる。
・板の隙間を外側から粘土で目止めする。
・型の端部分の隙間(板の内側)を粘土で
目止めする。
・石膏を流す水位を記す。
・原型に離型材を施す。
といった準備をしておきます。
準備が整ったら、水の必要量を計算して、
石膏を流し込みます。
軽くゆすって気泡を追い出し、硬化を待ちます。
石膏が硬化したら板を外します。
その後底面(これから下に置く面)
を平らにならしておきます。
このことは、なんてことないようで結構重要です。
何故なら、この面を下向きに置いたとき、
段差があると、分割面がずれてしまい、
よくありません。
反対面(これから型を取る面)も段差を削り、
ステンレス板で細かい凹凸をならしておきます。
分割面がずれないように、しっかり
紐で縛って、型を立てます。
このとき平滑にならしておいた上面に
段差が発生していなければ、OKです。
もし、この段階で型がずれて、
段差が発生しているようならば
そのまま型取りしてはいけません。
縛り直すなどして調整しましょう。
このとき底面にはクッションとして
粘土をかませておくとずれづらいです。
つづく。