いよいよ石膏を流しまーす。・・・制作記・九十二
いよいよ石膏を流し込むのですが、
スラリー(溶いた石膏)をどのくらい
用意すれば良いのかというと・・・
型枠の内寸とほぼ同じ量なので、
深さ、長さ、幅を測って算出します。
今回の場合、深さが最深部は11センチあるのですが、
それで計算すると余りすぎてしまうので、
大体平均的な所を測ります。
まあこれだと9センチくらいですね。
長さ・・・24センチ。
単位はセンチで測ります。
幅は22です。
従って9×24×22=4752
となり、スラリーの所要量は
約4.7リットルくらいになります。
ただ、水に石膏を投入すると
容積が四割くらい増えるので、
その分を差し引いた水を用意することになります。
増える量が四割なので、理屈では
容積の70%くらいの水を
用意すれば良いことになります。
ただスラリーは足りなくなるよりは、
多めに用意しておいた方が良いです。
そのため慣れないうちは、75%くらいで
計算しておいた方が無難だと思います。
従って深さ9 × 長さ24 × 幅22 ×0.75
=3564となり
約3500ccくらいの水に石膏を溶けば
少し余るくらいになります。
容器に水を入れ、石膏を溶き、
型枠に流し込みます。
このときスラリーを原型に掛けるようにするか、
周囲に注ぐか、どちらがいいのか疑問に思う
かもしれませんが、どっちでも大差ありません。
適当に流し込めば良いです。
スラリーを流しこんだら、
土台の板を少し揺すったり、
振動を与えたりして、気泡をしっかり
浮かせてから、硬化を待ちます。
石膏が固まったら板を外します。
無事に型が取れました。