読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ビスクドール制作記~上級編

新しくお人形を作るので、制作過程をアップするよ。 ビスクドールの作り方に興味がある人は要注目です。 いつ完成するか見ものだネ。

球体関節人形の作り方・張り込み編 第六回

今日も張り込みの続きです。

 

九、乾燥・第三段階

f:id:jikiningyou:20170312231622j:plain乾燥が進むにつれて、粘土は硬くなります。

 

これまで私が解説した要点を押さえていれば、

小さい部品なら、ほぼ歪まずに

適性な乾燥収縮が起こっていると思います。

 

ただ大きめの部品では、どこか「ん?」

というおかしな変形が起こっているかもしれません。

 

その場合は、乾燥直前のギリギリ変型出来る

ポイントを見極めて、手で内外から押さえ、

修正しておきます。

 

ただ石粉粘土の場合、いくら気を使っても

若干の歪みは残ります。

私の場合は、顔、胸、腰などは、

自分で気にならない程度には作れます。

 

上の画像の玉は直径が約四十五ミリですが、

完全乾燥後に並べると、どうしても

これくらいの差異が発生しております。

この程度で済むと見るか、こんなに歪むと見るか・・・。

 

ただ、この程度であれば、関節の機能に

支障をきたすようなことはありません。

惰球にした部分も、しっかり空転防止が機能します。

 

 

十、仕上げ

大過なく乾いたら、各部を仕上げていきますが、

先ずバリの除去を行います。

 

このバリの痕跡は、いくらヤスリをかけても

取れません。

バリの部分だけ、繊維の方向が立っているからです。

 

 

f:id:jikiningyou:20170312233328j:plain

f:id:jikiningyou:20170312233342j:plain

バリの両脇にシャーペンで線を引き、

その間を、彫刻刀で削り取ります。

あまり深く抉る必要はないので、

軽く溝ができる程度で良いです。

 

f:id:jikiningyou:20170312233358j:plain

削れたら溝部分を筆で濡らし、

粘土をすりこむように埋めていきます。

f:id:jikiningyou:20170312233451j:plainf:id:jikiningyou:20170312233457j:plain

数分で乾きますが、その間に玉受け部分を

削っておきます。

 

ここからは私が詳しく解説するまでもないので、

ざっと説明しておきます。

 

 

f:id:jikiningyou:20170312233720j:plain

玉が上手く収まるまで削ったら・・・

 

 

f:id:jikiningyou:20170312233741j:plain

受けの部分に粘土をくっつけます。

一回付けただけでは、玉受けは出来ないので、

とりあえず大雑把に付けておきます。

 

 

f:id:jikiningyou:20170312233756j:plain

粘土を付けたら、相手の玉でぐりぐりして・・・

 

f:id:jikiningyou:20170312233822j:plain

とりあえずこのくらいに作っておき、乾かします。

 

 

f:id:jikiningyou:20170312233834j:plain

ここまでやれば、さっき溝に埋めた粘土が

乾いてヒケが起こっているので、

再度埋めておきます。

 

 

f:id:jikiningyou:20170312233918j:plain

ついでに細かいひび割れや、傷なども

この段階で埋めておくと良いでしょう。

 

 

作例には腿の画像を使っておりますが、

実際の順番としては――

 

足の玉 → 脛の足首受け → 脛の玉(膝) 

→ 腿の膝受け → 腿の玉(股関節)→ 腰の股関節受け

→ 腰の玉(胴)→ 胸の受け・・・

 

と、いったように体の先の方から

仕上げていった方が能率が良いです。

何故なら玉が出来ていないと、

玉受けは作れないからです。

 

長くなるので続く。

 

*-*-*-*-*-*-*

 

f:id:jikiningyou:20170312234822j:plain

またデッサン会へ、人体クロッキーしに行く。

今日のモデルさんは、すごく細い。

手足が長く見える。

 

f:id:jikiningyou:20170312234832j:plain

今月、あと二回いけば、会計係の仕事から解放される。

もう少しの辛抱。