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ビスクドール制作記~上級編

新しくお人形を作るので、制作過程をアップするよ。 ビスクドールの作り方に興味がある人は要注目です。 いつ完成するか見ものだネ。

球体関節人形の作り方・張り込み編 第一回

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予告通り張り込み講座を行います。

張り込みというのは型の内側に、

薄い粘土の板を貼り込んで作る成形技法です。

 

この成形方法は、もともとは(たぶん)陶芸技法ですが、

石粉粘土にも応用できます。

 

球体関節人形技法書の二巻にも載っていますが、

こんな技法は陶芸家なら誰でも知っています。

 

失礼ながらあの本に載っているのは、

しくじりやすいやり方です。

あれでは乾燥で歪んだり、接合部が切れてしまいます。

(実際写真でそうなっている)

 

もっと失敗のない方法があるので

本日から何回かにわたり、それを

ご紹介しましょう。

 

*-*-*-*-*-*-*

 

先ず型を用意する必要がありますが、

昨日までに私が行った方法と、ほぼ一緒です。

 

型を割らないため、割線(パーティングライン)

を決めるときは、アンダーカット(抜けない勾配)

にならないように丁寧に行いましょう。

 

粘土の原型から型を取り、内側に

サフを吹いて研いでおくまでは

これまでの説明通りです。

 

そこから先で若干違う点が二つあります。

一つは割線の横に溝を彫っておくことです。

 

これは意図的にバリを作ることで、

合わせ目を確実に密着させるためです。

 

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溝は彫刻刀で削ります。

型取り直後濡れているうちにやってもいいし、

内側を研いでからでも良いです。

 

 

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もう一つの違いは、脚などの細長い部品は

関節の球の途中の部分まで、型を取ることです。

 

必ずしもこうする必要はありませんが、

球の部分と筒の部分を別々に作っておけば、

指が届かずに押さえが甘くなるようなことがありません。

 

陶土の場合はこんなことをする必要はありませんが、

歪みやすい石塑の場合はこうしておいた方が無難です。

ただし、お人形の大きさにもよりますが、

腕や上腕は一体で型取りしても良いと思います。

 

 

参考までに他の部品の画像も、

上げておきます。

 

 

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私の場合、頭は顔と蓋で別々に作ります。

耳は外れるようにしておきます。

 

 

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手足は三つに割ります。

手の指には貼り合わせる段階で、

針金を入れて作ります。

 

ズレ防止のツメは、必ず画像のような

四角いものにしましょう。

理由は後述します。

 

・・・続く。