ビスクドール制作記~上級編

新しくお人形を作るので、制作過程をアップするよ。 ビスクドールの作り方に興味がある人は要注目です。 いつ完成するか見ものだネ。

鳥目箱で回転体を作る 第六夜 最終回

球体の作り方自体は、昨日までの記事で紹介した通りです。そのため鳥目箱講座は前回までの内容で終わりにしようと考えていました。

ただある実験をしたので、補足説明のついでに、今日はそれを書いておこうと思いました。

 

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以前にもなんとなく書いた記憶がありますが、玉コロが乾いたら、防水処理をしておきましょう。

カリ石鹸だけだと心許ないですが、ニスを塗っておくと確実性のある防水処理ができます。

 石膏用にはセラックニス(シェラックニス)が適しています。

性質としては、普通のニスよりサラサラしており、アルコール以外ではきれいに溶けないのが特徴です。

乾きやすいため作業性が良く、希釈にシンナーを使わないのも便利な点です。

そのまま塗っても塗れないことは無いのですが、薄めたほうが塗りやすいです。

私はアルコールとニスを半々で溶いたものを、容器に入れて保存しています。

よくかき混ぜたものを刷毛で、石膏にしみ込ませるように塗ります。

数時間乾かした後カリ石鹸を塗り、余計な石鹸分を拭き取ってから、乾いた布で光沢が出るまで磨きます。

水滴が玉になってはじけば、成功です。

 

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今回球体の作り方の記事を書きながらあることを考えていました。

石膏の代わりに石粉粘土を使って玉が挽けないかということです。

実際にやってみたのですが、結論から申し上げますと残念ながらできませんでした。

 

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上の写真は、ラドールを使ってなんとなく挽いてみたものです。乾燥収縮のため、少し挽き型との間に隙間が生じています。

戦略としては、挽き型ギリギリまで乾燥した粘土が付いた状態で、最後は乳鉢で擂ったラドールかクロスクレイなどを塗って挽き上げるという方法を考えていました。

実は丁寧にやれば出来そうという手ごたえはあるのですが、何しろ手間がかかりすぎます。

やるべきでないという意味で、今回は出来ないという結論を出しました。

そんなことをするよりも、私が石粉粘土で人形を作るなら、張り込み技法で作ります。

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石粉粘土は乾燥時の歪みが激しいのでコツがいるのですが、要点を押さえればそれなりの作品は出来るものです。

そのやり方も折を見て公開しようと思います。