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ビスクドール制作記~上級編

新しくお人形を作るので、制作過程をアップするよ。 ビスクドールの作り方に興味がある人は要注目です。 いつ完成するか見ものだネ。

ビスクドール制作記 壱之巻 其の二十四

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そろそろ細部も作り始めます。

お人形の場合、衣装を纏わせることを計算して作らなければ、いけません。

 

よく着物の前を肌蹴させて着せている作家さんがいます。

やたら体を反らせたりして、ちゃんと着られる体型に作っていないからだと思います。

もしかしたらわざとやっているのかもしれませんが、着物のことを知らないと、きれいに着付けられる体型がどういうものか、判断出来ないのは事実です。

 

また、私が通っていた靴の教室の先生に、こんな話を聞いたことがあります。

その先生の知り合いが、某有名人形作家の方に、人形用のブーツの制作を依頼されたそうです。

しかし、足の形がブーツをはけるように出来ていなかったため、普通に作ると着脱できませんでした。

そこでどうしたかと言うと、ブーツの後ろ側を縦にバッサリ切った状態で仕上げたそうです。

後ろ側は、あまり見られないからいいだろうと言う感じで展示されていたらしく、「見に行ったら、本当にそうなっていた」とのことです。

 

なにが言いたいかというと、先のことを考えずに作ったり、不自然なデフォルメをしてしまうと、後で困るかもしれませんよ、ということです。

裸のままにするというのもアリだとは思いますが、個人的には着せかえ出来てこその人形だと思っています。

ある程度は服とか靴のことを知っていたほうが、望ましいのは間違いありません。

そうは言っても、靴とか帽子の事までは、よくわからないと言う人の方が、多いと思います。

私の経験上ですが、よくわからなければ、とりあえず実際の人体に即した体型に作っておけば、大きな問題は発生しないです。

 

ただ、服などを作っていて一番厄介だと思うのは布や革等、素材の厚みがかさばることです。

お人形が小さいほど厚みの影響をうけるので、それをどう処理するかも考えながら、原型を作っております。