ビスクドール制作記~上級編

新しくお人形を作るので、制作過程をアップするよ。 ビスクドールの作り方に興味がある人は要注目です。 いつ完成するか見ものだネ。

球体関節人形の作り方・張り込み編 第七回

今日でとりあえず最終回? 張り込み講座・仕上げの続きです。 まあ、皆さんご存知の内容だと思いますが、 一応最後まで、ざっと解説しておきます。 十一、さらに仕上げる 受けの部分と同様に、玉が収まる部分も 余計な粘土を削ります。 私は、最初に安物の切…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第六回

今日も張り込みの続きです。 九、乾燥・第三段階 乾燥が進むにつれて、粘土は硬くなります。 これまで私が解説した要点を押さえていれば、 小さい部品なら、ほぼ歪まずに 適性な乾燥収縮が起こっていると思います。 ただ大きめの部品では、どこか「ん?」 と…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第五回

張り込みの続き。 今日は地味に乾燥管理です。 七、乾燥・第一段階 端の部分が乾いて白っぽくなってきたら 型をはずして乾かします。 このとき立てられる部品は、必ず立てて 乾燥させます。 寝かせて乾かすと歪みやすくなります。 このまえ、型の端を平らに…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第四回

昨日からのつづきだよ。 五、貼り合わせる ドベが乾く前に、手早く貼り合わせます。 このときずれて合わさると、とっても 残念なことになってしまうので、 ぴったり合わさるように気をつけましょう。 この時のために、型取りするとき 四角いツメを作っておけ…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第三回

昨日に引き続き、張り込み講座をお送りします。 三、型に張り込む 均一な厚みに粘土を伸ばしたら、 乾かないうちに手早く張り込んでいきます。 型のエッジに粘土をすらないようにすると 仕上がりが綺麗です。 離型剤のようなものは特に要りません。 指でしっ…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第二回

張り込み技法の続きです。 《実践法》 一、粘土を練る 型の準備ができたら、粘土を練ります。 作例ではラドールを使っています。 買ったばかりのままでは少し硬いので、 適当な水分を加えてちょうどいい硬さに練っておきます。 曲げたときにヒビが入らないく…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第一回

予告通り張り込み講座を行います。 張り込みというのは型の内側に、 薄い粘土の板を貼り込んで作る成形技法です。 この成形方法は、もともとは(たぶん)陶芸技法ですが、 石粉粘土にも応用できます。 某球体関節人形技法書の二巻にも載っていますが、 こん…

予告!! 張り込み技法講座をやります。

お人形を作るとき、発砲スチロールの中子に 粘土を包む手法を採る方が多いと思いますが、 型の内側に張り込んで作ることもできます。 ↑今回作った型ですが、私は 全てブッ壊してしまいました。 しかしこの型は、ある細工を施すと、 張り込み型として使うこと…

石膏原型・足を作る ・・・ 制作記七十二

いよいよ最後となりました。 足を作ります。 足の指のような細い部分は 石膏が入りづらいので、空気抜きのために 指先に溝を切っておきます。 石膏の注ぎ口は、踵に開けます。 以前はもっと面倒くさい やり方をしていたのですが、 このほうが無駄がありませ…

石膏原形進捗 ・・・ 制作記七十一

ほぼ全ての原型が出来ました。 思う所があり、足だけは 後回しにしています。 *-*-*-*-*-*-* 今回型を壊しながら、効率の良い 砕き方を思いだしたので、 今日はそのコツを紹介しましょう。 先ずは割線付近を狙って、 鑿を入れます。 すると向こ…

石膏原形・型を壊す。 ・・・ 制作記七十

注型した石膏が硬化したら、 型を壊して、原型を取り出します。 使う道具は玄翁と百円ショップで買った マイナスドライバーです。 ドライバーを鑿のように叩いて 型を慎重に砕いていきます。 この作業は膝の上でやると良いでしょう。 注型一回目に石膏を着色…

石膏原形を作る・其の四 ・・・ 制作記六十九

ブログ記事の題名が 分かりづらいようなので、 今日から規格変更してみる。 ・・・石膏原形の続きです。 型に何回か石膏を流すのですが、 一回目は、顔料で着色しておくと 後で分かりやすいです。 使う顔料は、粒度が細かければ 何でもいいと思います。 私は…

石膏原形を作る・其の三 ・・・ 制作記六十八

石膏原形の続きです。 型に石膏を流し込んでいくのですが、 そのための準備をします。 先ずは石膏型がずれないように 針金で固定しておきます。 二三箇所も縛れば良いでしょう。 針金でなく、自転車のチューブとかを 利用しても良いです。 型をしっかり縛っ…

石膏原形を作る・其の二 ・・・ 制作記六十七

型の中に石膏を流し込むため、 一か所に鋳込み口を開けます。 なるべく小さい方が理想的ですが、 ちいさすぎるとやりづらいので、 この大きさの場合、最低でも直径は 十五ミリくらいあった方が良いです。 また、鋳込み口が長いと詰まりやすいので、 その部分…

石膏原形を作る・其の一 ・・・ 制作記六十六

さて、今日から石膏原型の制作です。 油土のままではペーパーがけが 出来ませんので、何らかの硬い素材に 置きかえる必要があります。 今まで型取りした、石膏型が 乾いているので、内側に サフを吹いておきます。 色づく程度に軽く吹けば良いです。 私が使…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十五

よーし、無事に頭部の型取り終了。 ・・・いや、見ての通り 無事じゃないのですが・・・。 まあ、これは後で修正出来るので 特に問題ないです。 これで最後の型取りが終わったので、 明日から次の段階に移れます。 単調な作業が続いていたので、 やっと変化…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十四

お手手の作り方の続きを 解説しまーす。 十三、最初に床の水平を確認します。 型取り後、天地の面が平行でないと、 後で型を押さえるときに 不具合が生じるからです。 二枚の板の間に粘土をかませて、 水平になるよう調節しております。 十四、シリコーンを…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十三

シリコーンの硬化を待つので、 お手手は一時中断です。 その間、頭部の型を取ってます。 *-*-*-*-*-*-* 私は何をやるにも五十分と 時間を決め、その間集中して 仕事を行うようにしております。 五十分経ったら、途中でもパッとやめて 他のこと…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十二

お手手の続き。 七、他の部品と同様、玉受けを一ミリくらい 抉り、関節の玉を少し大きめの物に 置きかえます。 このとき電ノコの刃で作った道具で 引っ掻き傷をつけながら削ると、 削るべき場所が分かりやすいです。 八、削ったら玉受けに筆でベンジンを塗り…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十一

いよいよお手手の完成に向かいます。 この間、手持ちのシリコーンが 劣化していたため、手は型取りせずに ずっと放置しておりました。 使う直前まで待って、 シリコーンを購入。 買いに行く時間がないので、通販で。 ヨドバシで買ったのですが、 注文したそ…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十

頭部が完成。 昨日、小鼻の形が変だったので それを修正しつつ、全体を仕上げる。 きっちり左右対称な形を目指すのではなく、 微妙に目の形や口角の部分で 左右差をつけていたりいます。 ・・・昨日からほとんど変わって ないじゃん、とか言わないでください…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十九

一日空いてしまった・・・。 顔の造形を進める。 鼻の位置がもう少し上か・・・。 いや、こんなものか・・・。 いずれにしろ、もう一息です。 *-*-*-*-*-*-* 今日は裏技を一つ 紹介しましょう。 焼く前の鋳込み生地に対し、 濡れた筆で撫でて、…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十八

腕の型取り中。 以前の記事で、型取りする際に 切金を差して堤防を作ると書きましたが、 上の画像のように、三角の 粘土紐で行っても良いです。 私は小さい物の場合は、 粘土で堤防を作っています。 自分でやりやすいと思った 方法でやって下さい。 *-*-…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十七

腕の型取りがまだ終わって いないのですが、頭に手を加えつつ トースカンの具体的な使用方法を 説明致します。 一枚目の画像のように 水平線を引くのはもちろん・・・ 壁に沿って正中線を 引くことができます。 正中線のみならず、 トースカンの刃の高さを …

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十六

両腕を仕上げる。 道具解説の続き。 今日はトースカンです。 先ず、私が使っている トースカンの各部位の名称 (私が勝手にこう呼んでいる)は 画像の通りです。 そもそもトースカンとは何かというと、 加工物に水平線を卦書くのに 使う道具です。 え? 何で…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十五

お人形進捗。 あと残っているのは、 腕と頭部のみ・・・! もう少しです。 (あ、足の別バージョンもある・・・) 腕を作るとき、ただの 棒みたいにならないように 気をつけましょう。 ブライスみたいなお人形なら ともかく、球体関節人形の場合は そんな残…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十四

腕が仕上がる。 ・・・予定だった。 まあ、ほぼ出来ていますので、 明日型取りしたいところです。 今日も間が持たないので、 道具の解説です。 画像では解りにくいですが 支柱基部の中央には、 正中線が引いてあります。 これは制作中のお人形に、正中線を引…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十三

これから腕を仕上げまーす。 でも書くことが無いでーす。 というわけで、今日も 私が使う道具について 解説してみます。 お人形は立たせた状態で作るのが、 わたくしの流儀です。 そのためには何らかの方法で お人形を支えなくてはなりませんが、 複数の部品…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十二

足の型取り中。 とは言っても同じ事の繰り返しなので、 特に言及することがないです。 まだまだ退屈な作業が続くので、 私が塑像で使っている、道具の解説でもしてみます。 *-*-*-*-*-*-* 鉄ベラ。 これは序盤から中盤にかけて使います。 大ま…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十一

まだ足を作ってます。 合蹠したり・・・。 つま先から見て作ったり・・・。 ここのところ、一日あたり五十分しか やらない日が多かったのですが・・・、 何とか仕上りました。 *-*-*-*-*-*-* 前の記事で、足を二種類、 つまり普通のベタ足とハ…