ビスクドール制作記~上級編

新しくお人形を作るので、制作過程をアップするよ。 ビスクドールの作り方に興味がある人は要注目です。 いつ完成するか見ものだネ。

石鹸どめ・・・制作記九十六

やべぇ、最近超絶忙しい。 正直人形どころじゃない・・・。 でもほんのちょっとづつでも 諦めずに更新していきます。 年内に洋服着せるまで完全に 仕上げるつもりだったけど ちょっと無理かなー。 それはともかく、底面の型取りをしていきます。 先ずはズレ…

反対面を型取りするよ・・・制作記其の九十五

カリ石鹸を塗ったら反対面の 型を取っていきまーす。 まあ、やることとしては 前とおなじように・・・ ・作業台の水平を確認する。 ・鋳込み口を整える。 ・カリ石鹸を塗った板で原型と型を囲む。 ・板を糸でしばる。 ・板の隙間を外側から粘土で目止めする…

カリ石鹸を塗るよ:制作記九十四

えーっと・・・どこまで話したっけ。 次は・・・カリ石鹸か。 確か前々回の記事で石膏取りの際、 水を吸収する素材に対しては、 離型材にカリ石鹸を使うと書きました。 特に石膏にはカリ石鹸が有効です。 しかし、ただ「カリ石鹸を塗ります」というだけでは …

反対面の型をとるよ・・・制作記・九十三

最近あまり時間時間がなく、 更新に手間取ってます。 ご迷惑おかけして本当に申し訳ないです…。 型が取れたら、ひっくり返し、 粘土を取り去ります。 重いので落さないように気をつけましょう。 分割面表面の凹凸をステンレス板などを使い ならしておきます…

いよいよ石膏を流しまーす。・・・制作記・九十二

いよいよ石膏を流し込むのですが、 スラリー(溶いた石膏)をどのくらい 用意すれば良いのかというと・・・ 型枠の内寸とほぼ同じ量なので、 深さ、長さ、幅を測って算出します。 今回の場合、深さが最深部は11センチあるのですが、 それで計算すると余り…

続続続続・胸部の型取り・・・制作記九十一

なんだか続が多くなってしまったな・・・。 明日からもっとまともなタイトルを考えよう。 板との間に隙間があるので、 石膏が漏れないように、 棒などを使ってならしておきます。 この段階では粘土が凹んでいても、 後で削れるので、端の部分は しっかり撫で…

続続続・胸部の型取り・・・制作記九十

鋳型作りの続きです。 石膏を流し込むために枠で囲います。 人によって少しづつやり方が違うのですが、 私の方法を紹介します。 まず適当な大きさの合板を四枚用意して、原型を囲います。 板には、事前にカリ石鹸を塗っておきましょう。 そして組んだ板が外…

続続・胸部の型取り・・・制作記八十九

概ね原型を埋めることができたら、 寄せ型を一旦取り外し、 水に浸け、吸水させます。 こうするのは、型を取ってから だいぶ時間が経ち、乾燥しているため 流した石膏の水分が奪われる危惧があるためです。 それを防ぐため、私は念を入れて やっておりますが…

続・胸部の型取り・・・制作記八十八

更新が途絶え気味で、すみません。 型取り作業は、ぼちぼち進んでいるのですが 毎日記事を書いている余裕がなく ご迷惑をおかけしております。 さて、原型を埋める際、私のやり方では 最初は全体を埋めずに、寄せ型周辺は 後で外せるように、ひとまず残して…

胸部の型取り・・・制作記八十七

さてと、股関節は無事に出来たので 胸部の型取りに戻りましょう。 鋳型の厚みですが、図で示すように 最薄部で四センチくらいは 必要だと言われます。 小さい型だともっと薄くてもいいのですが あまり薄いと、泥漿が着肉しないので、 この場合は四センチはあ…

股関節が外れないとき・・・制作記八十六

昨日は股関節の玉受け部分が、 がっちり食いついて外れなかったのですが、 その対処法に付いての説明です。 この場合としては、確実に外すためには もう少し大きめに作っておけば良いです。 上の画像のやつは、少し大袈裟ですが、 これくらい大きくしておけ…

股関節の型取り・・・制作記八十五

主要部の型取りには時間がかかるので 胸部は十分な時間があるときに、 また日を改めて行います。 今日は先に股関節部分の型を取ることにします。 まあやり方は肩の時と同様に 最初に粘土で堤防を作っておきます。 その後石膏を注ぎ、硬化を待ちます。 固まっ…

寄せ型を仕上げる・・・制作記八十四

昨日は作図している時間がなく、 説明が中途半端でしたが、 ↑こういうことを言いたかったんです。 画像右側のように、型を組むことで 寄せ型が固定されるように作るのです。 こうしておけば、ずれたり 抜けたりするようなことはありません。 対して左側は、…

鋳型づくり、玉受けを作る・・・制作記八十三

赤鉛筆で書いた割線に従って、 玉受けの周囲に粘土で堤防を作ります。 後は石膏を溶いて流し込み、 硬化を待ちます。 肩関節のアンダーカットを避けるため、 この部分に小さな別型を作り、 主型(おもがた)で抱き込むようにするのです。 こういう型を寄せ型…

鋳型作りを開始しまーす。ああ、気が重い。・・・制作記八十二

重い腰を上げて、いよいよ恐怖の鋳型作りです。 毎日五十分づつでも、少しづつ進めよう。 ん。この新聞紙、産経らしく両陛下の写真が カラーで大きく載っている・・・。 これでは使えないな。 代わりに朝日でも使っておきますか。 こういう敷き紙みたいな用…

やっと終わった・・・。制作記八十一

しかしエアブラシの掃除が、超面倒くさいです。 持ってない人は、わざわざこんなもの 買う必要ありません。缶サフで十分です。 それにしても、やっと石膏原形の研ぎ作業がおわった・・・。 というより飽きてきたので、この辺で終わりにしておきます。 気付い…

研ぎ方の補足・・・制作記八十

思い出した。 なんか時間のロスが多いなと 思いながらやっていたのですが、 適正なサフの盛り方をしていませんでした。 効率のいいやり方は次の通りです。 上の画像の矢印で示したあたりに盛ってみます。 まあ、頭頂付近は髪の毛で隠れるので、 本当はこのく…

単調な作業・・・制作記七十九

更新が停滞しておりますが、毎日 少しづつ進んではいるんです。 ・・・少しづつ。 だいぶ仕上がってきているので このくらいでもいいと言えばいいのですが、 もう少し頑張ります。 サフを吹くのも四回目です。 大きいパーツは、今までと同様に 屋外でスプレ…

細かい気泡を埋める・・・制作記七十八

・・・いかん。 前回の更新からだいぶ時間が空いてしまった。 やることが単調なため、作業があまり進まないし 筆も乗らないです・・・。 まあ、だんだん形が整ってきて、研ぐのも楽になっております。 もう少しの辛抱です。 上の画像は三回目のサフ吹きが終…

まだまだ研ぐよ・・・制作記七十七

まだまだ研ぎ仕事が続きます。 初心者さんの目には、単調な作業に 写るかもしれませんが、そうではありません。 当たるを幸い、ヤスリで ただツルツルにすれば良いのではなく、 この段階でも造形し続けているのです。 粘土原形を作るときは、粘土を 付けたり…

再度サフ吹き~凹部を盛る・・・制作記七十六

ふう・・・。一通り研ぎ上がりました。 この後もう一度サフを吹きます。 まあ、研ぎ仕事の大変なのは最初のほうなので、 後からだんだん楽になっていきます。 最初は我慢して、辛抱強くやりましょう。 二回目のサフを吹いたところです。 研ぐことで出っ張っ…

さらに研ぐ。ひたすら研ぐ。・・・制作記七十五

研ぎ仕事は部屋を暗くして、 一方向から光を当てると、凹凸が見やすいです。 明るい環境だと形状を見誤りやすいので 気をつけましょう。 細かい部分もピンセットを使って 丁寧に研ぎます。 手を動かすストロークが長くなるほど 作業は早くなりますが、形はそ…

石膏原形を研ぐ。 ・・・ 制作記七十四

全ての部品にサフを吹き 傷と穴をパテで埋めたら、原型を 研いでいきます。 最初は荒目のヤスリで研いでいくと良いでしょう。 使うのは240の耐水ペーパーと、 スポンジやすり(中目120~180)です。 紙とスポンジそれぞれに利点があるので 使い分け…

石膏原形を作る・其の六 ・・・ 制作記七十三

昨日は中途半端に終わってしまったので、 続きというか捕捉説明です。 昨日書き忘れましたが、 欠損部分を補修したついでに、 注型によって発生した穴も埋めておきましょう。 必ずしも全部埋めなくて良いです。 今回の私のやり方では、腰だけは 特に穴を塞ぐ…

石膏原形を作る・其の五 ・・・ 制作記七十二

さて、日付が変わってしましましたが 予告通り本日からブログの再開をいたしますか。 陶器作りの方は、どっさりやることがあるのですが、 まあ一段落したといえばしたので、 また暫くは、お人形制作に時間が割けるでしょう。 ・・・ん??? ずっと休んでい…

お知らせ

えーと、当ブログからのお知らせです。 本業の方が忙しいため、三月中は ブログの更新を休ませてもらいます。 納期ってものがありますので、今月中に 成形、素焼、最低二回の本焼をしないとダメなんです。 ビスクドールの進捗状況はというと 現在必死に研磨…

球体関節人形の作り方・張り込み編 おまけ

張り込み技法とは関係ないのですが、 今日は塗装と石粉粘土という素材の 適否について書いておきます。 結論から言うと、堅牢性、美観、手間とコスト といった点で考えたとき、個人的には 満足できる塗料は見つかりませんでした。 ただ、選べる物の中では個…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第七回

今日でとりあえず最終回? 張り込み講座・仕上げの続きです。 まあ、皆さんご存知の内容だと思いますが、 一応最後まで、ざっと解説しておきます。 十一、さらに仕上げる 受けの部分と同様に、玉が収まる部分も 余計な粘土を削ります。 私は、最初に安物の切…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第六回

今日も張り込みの続きです。 九、乾燥・第三段階 乾燥が進むにつれて、粘土は硬くなります。 これまで私が解説した要点を押さえていれば、 小さい部品なら、ほぼ歪まずに 適性な乾燥収縮が起こっていると思います。 ただ大きめの部品では、どこか「ん?」 と…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第五回

張り込みの続き。 今日は地味に乾燥管理です。 七、乾燥・第一段階 端の部分が乾いて白っぽくなってきたら 型をはずして乾かします。 このとき立てられる部品は、必ず立てて 乾燥させます。 寝かせて乾かすと歪みやすくなります。 このまえ、型の端を平らに…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第四回

昨日からのつづきだよ。 五、貼り合わせる ドベが乾く前に、手早く貼り合わせます。 このときずれて合わさると、とっても 残念なことになってしまうので、 ぴったり合わさるように気をつけましょう。 この時のために、型取りするとき 四角いツメを作っておけ…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第三回

昨日に引き続き、張り込み講座をお送りします。 三、型に張り込む 均一な厚みに粘土を伸ばしたら、 乾かないうちに手早く張り込んでいきます。 型のエッジに粘土をすらないようにすると 仕上がりが綺麗です。 離型剤のようなものは特に要りません。 指でしっ…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第二回

張り込み技法の続きです。 《実践法》 一、粘土を練る 型の準備ができたら、粘土を練ります。 作例ではラドールを使っています。 買ったばかりのままでは少し硬いので、 適当な水分を加えてちょうどいい硬さに練っておきます。 曲げたときにヒビが入らないく…

球体関節人形の作り方・張り込み編 第一回

予告通り張り込み講座を行います。 張り込みというのは型の内側に、 薄い粘土の板を貼り込んで作る成形技法です。 この成形方法は、もともとは(たぶん)陶芸技法ですが、 石粉粘土にも応用できます。 某球体関節人形技法書の二巻にも載っていますが、 こん…

予告!! 張り込み技法講座をやります。

お人形を作るとき、発砲スチロールの中子に 粘土を包む手法を採る方が多いと思いますが、 型の内側に張り込んで作ることもできます。 ↑今回作った型ですが、私は 全てブッ壊してしまいました。 しかしこの型は、ある細工を施すと、 張り込み型として使うこと…

石膏原型・足を作る ・・・ 制作記七十二

いよいよ最後となりました。 足を作ります。 足の指のような細い部分は 石膏が入りづらいので、空気抜きのために 指先に溝を切っておきます。 石膏の注ぎ口は、踵に開けます。 以前はもっと面倒くさい やり方をしていたのですが、 このほうが無駄がありませ…

石膏原形進捗 ・・・ 制作記七十一

ほぼ全ての原型が出来ました。 思う所があり、足だけは 後回しにしています。 *-*-*-*-*-*-* 今回型を壊しながら、効率の良い 砕き方を思いだしたので、 今日はそのコツを紹介しましょう。 先ずは割線付近を狙って、 鑿を入れます。 すると向こ…

石膏原形・型を壊す。 ・・・ 制作記七十

注型した石膏が硬化したら、 型を壊して、原型を取り出します。 使う道具は玄翁と百円ショップで買った マイナスドライバーです。 ドライバーを鑿のように叩いて 型を慎重に砕いていきます。 この作業は膝の上でやると良いでしょう。 注型一回目に石膏を着色…

石膏原形を作る・其の四 ・・・ 制作記六十九

ブログ記事の題名が 分かりづらいようなので、 今日から規格変更してみる。 ・・・石膏原形の続きです。 型に何回か石膏を流すのですが、 一回目は、顔料で着色しておくと 後で分かりやすいです。 使う顔料は、粒度が細かければ 何でもいいと思います。 私は…

石膏原形を作る・其の三 ・・・ 制作記六十八

石膏原形の続きです。 型に石膏を流し込んでいくのですが、 そのための準備をします。 先ずは石膏型がずれないように 針金で固定しておきます。 二三箇所も縛れば良いでしょう。 針金でなく、自転車のチューブとかを 利用しても良いです。 型をしっかり縛っ…

石膏原形を作る・其の二 ・・・ 制作記六十七

型の中に石膏を流し込むため、 一か所に鋳込み口を開けます。 なるべく小さい方が理想的ですが、 ちいさすぎるとやりづらいので、 この大きさの場合、最低でも直径は 十五ミリくらいあった方が良いです。 また、鋳込み口が長いと詰まりやすいので、 その部分…

石膏原形を作る・其の一 ・・・ 制作記六十六

さて、今日から石膏原型の制作です。 油土のままではペーパーがけが 出来ませんので、何らかの硬い素材に 置きかえる必要があります。 今まで型取りした、石膏型が 乾いているので、内側に サフを吹いておきます。 色づく程度に軽く吹けば良いです。 私が使…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十五

よーし、無事に頭部の型取り終了。 ・・・いや、見ての通り 無事じゃないのですが・・・。 まあ、これは後で修正出来るので 特に問題ないです。 これで最後の型取りが終わったので、 明日から次の段階に移れます。 単調な作業が続いていたので、 やっと変化…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十四

お手手の作り方の続きを 解説しまーす。 十三、最初に床の水平を確認します。 型取り後、天地の面が平行でないと、 後で型を押さえるときに 不具合が生じるからです。 二枚の板の間に粘土をかませて、 水平になるよう調節しております。 十四、シリコーンを…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十三

シリコーンの硬化を待つので、 お手手は一時中断です。 その間、頭部の型を取ってます。 *-*-*-*-*-*-* 私は何をやるにも五十分と 時間を決め、その間集中して 仕事を行うようにしております。 五十分経ったら、途中でもパッとやめて 他のこと…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十二

お手手の続き。 七、他の部品と同様、玉受けを一ミリくらい 抉り、関節の玉を少し大きめの物に 置きかえます。 このとき電ノコの刃で作った道具で 引っ掻き傷をつけながら削ると、 削るべき場所が分かりやすいです。 八、削ったら玉受けに筆でベンジンを塗り…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十一

いよいよお手手の完成に向かいます。 この間、手持ちのシリコーンが 劣化していたため、手は型取りせずに ずっと放置しておりました。 使う直前まで待って、 シリコーンを購入。 買いに行く時間がないので、通販で。 ヨドバシで買ったのですが、 注文したそ…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の六十

頭部が完成。 昨日、小鼻の形が変だったので それを修正しつつ、全体を仕上げる。 きっちり左右対称な形を目指すのではなく、 微妙に目の形や口角の部分で 左右差をつけていたりいます。 ・・・昨日からほとんど変わって ないじゃん、とか言わないでください…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十九

一日空いてしまった・・・。 顔の造形を進める。 鼻の位置がもう少し上か・・・。 いや、こんなものか・・・。 いずれにしろ、もう一息です。 *-*-*-*-*-*-* 今日は裏技を一つ 紹介しましょう。 焼く前の鋳込み生地に対し、 濡れた筆で撫でて、…

ビスクドール制作記 壱之巻 其の五十八

腕の型取り中。 以前の記事で、型取りする際に 切金を差して堤防を作ると書きましたが、 上の画像のように、三角の 粘土紐で行っても良いです。 私は小さい物の場合は、 粘土で堤防を作っています。 自分でやりやすいと思った 方法でやって下さい。 *-*-…