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ビスクドール制作記~上級編

新しくお人形を作るので、制作過程をアップするよ。 ビスクドールの作り方に興味がある人は要注目です。 いつ完成するか見ものだネ。

研ぎ方の補足・・・制作記八十

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思い出した。

なんか時間のロスが多いなと

思いながらやっていたのですが、

適正なサフの盛り方をしていませんでした。

 

効率のいいやり方は次の通りです。

上の画像の矢印で示したあたりに盛ってみます。

まあ、頭頂付近は髪の毛で隠れるので、

本当はこのくらいの仕上がりでも良いのですが・・・。

 

 

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先ずは一旦筆で置くように盛ってみます。

この後乾いたら、すぐに研いでしまっていたのですが、

それだと時間のロスが多いです。

 

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乾いた後ヒケが起こっているので・・・

 

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そこへさらにサフを置き、筆で撫でながら

形を整えます。

 

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概念的にはこうです。赤の破線が

出来上がりの形だとします。

それより少し高いくらいまでサフを盛っておきます。

 

あまり盛りすぎても後で研ぐのが大変なので、

ほどほどにしておきます。

 

 

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乾いてもう一度塗るときに、先に盛った部分が

出っ張りすぎているようであれば、筆で撫でてならし、

足りないようであれば、さらに高く盛ります。

 

いずれにせよ筆を使って、撫でることで

成形する感じです。

 

 

 

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その後研いで仕上げます。

研いだ後に窪みが残っているようであれば

再度同じことを繰り返します。

 

全体にサフを吹くのは、研ぐうちに、

地の石膏の色と、サフの被膜の色が斑になって、

形が見えなくなった時です。

 

特に初期段階はすぐにそうなるので、

その都度リセットしましょう。

 

 

 

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・・・こういうポツポツっとした

凹みができていれば、仕事が適正です。

この窪みをヤスリで消そうとすると、

どんどん形が崩れていきます。

 

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凹んだ部分は、削るのではなく

埋めるというのが、適正な造形です。

 

・・・画像でも造形の生々しさが

伝わるでしょうか。

単調な作業・・・制作記七十九

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更新が停滞しておりますが、毎日

少しづつ進んではいるんです。

・・・少しづつ。

 

だいぶ仕上がってきているので

このくらいでもいいと言えばいいのですが、

もう少し頑張ります。

 

 

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サフを吹くのも四回目です。

大きいパーツは、今までと同様に

屋外でスプレーしております。

 

 

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しかし小さいのは、ほぼ仕上っているので、

このあたりからエアブラシを使って、

狙った箇所にだけ吹いております。

 

仕上ってくると全体を研ぐのではなく、

パテを盛った箇所のみを部分的に

研ぐ感じになってくるので、研いだところにだけ

吹ける方が具合が良いということです。

 

エアブラシを持ってない方は、

缶のサフを使えばいいと思います。

 

要は、研ぐ→サフを吹く→凹部を埋める

ふたたび研ぐ→サフを吹く→凹部を埋める・・・

この繰り返しです。

自分が満足するまでやりましょう。

 

・・・研ぎ仕事がいつ終わるかは解らないので、

また暫く更新が停滞気味になると思われます。

ご了承ください。

 

今月中には鋳型作りに入るつもりなので、

五月なってからまた覗いて頂ければ、

鋳型の解説をしていると思われます。

 

*-*-*-*-*-*-*

 

しかしブログをやるのも予想以上に大変です。

当初の予定では、人形ブログと陶芸ブログを

同時にやるつもりだったのですが、

自分には無理だということが分かりました。

 

ブログとかSNSは、どうも時間ばかり取られるので、

プロの美術家たる者は、特に目的がなければ、

制作や営業に時間を費やした方が良いと思います。

 

しかし集客にブログやSNSを、

有効に使えている人も中にはいるので

一概には言えないのですが、

そういう人はどうも少ない気がする・・・。

 

私は勘違いで、創作人形業界の技術レベルを

自分が向上させるのだという、大いなる

パラノイアに取り憑かれているため、

技法を公開するために、無理して記事を書いております。

 

記事内容をまとめて、人形制作サイトを作ったら、

このブログは続ける意味がないので、

さっさと削除して、やめてしまおう。

細かい気泡を埋める・・・制作記七十八

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・・・いかん。

前回の更新からだいぶ時間が空いてしまった。

やることが単調なため、作業があまり進まないし

筆も乗らないです・・・。

 

まあ、だんだん形が整ってきて、研ぐのも楽になっております。

もう少しの辛抱です。

 

 上の画像は三回目のサフ吹きが終わったところです。

形がダレることもなく、だんだん形が整ってきました。

画像ではよく分からないかな?

 

 

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サフ吹き後、また窪んだ箇所に

筆を使って瓶詰のサフを盛っていきます。

乾燥でひける量も考慮して

多めに盛ると良いでしょう。

 

 

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こないだは盛り具合が少なかったので

今度は適正な量を盛っています。

 

 

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原型表面の細かい気泡は

今まで無視してきましたが、

それは研いでいるうちに、内部から

新しい気泡が出てくるかも知れないからです。

 

 ただこれくらいの段階になると、

あまり石膏の層までは削らないため、

そろそろ埋めておいた方が良いでしょう。

  

何で埋めるかというと粘土で埋めます。

原型で使った油粘土です。

 

ヘラで摺り込むように穴を埋めていきます。

穴の周囲に残った余分な粘土は、

キッチンペーパ―などで拭き取っておきましょう。

 

 

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気泡を埋めたら、再び研ぎます。

すると・・・気泡が消えるんです。

 

粘土みたいな柔らかい物で埋めて大丈夫なの?

と思われるかも知れませんが、意外と問題ありません。

 

 

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木部用パテで埋めるとどうだろうと思い、

胸部だけ実験的にやってみましたが、

特に利点は無いです。

 

むしろ粘土に比べて硬いため、気泡に摺り込み

にくく、時間と共に硬化が進むので、

作業性が悪いです。

 

しかも埋めた気泡の周辺に残る

パテの処理が面倒です。

いいことはありません。

粘土で問題ないです。

 

パテを使うのは大きな欠損部分だけにしましょう。

まだまだ研ぐよ・・・制作記七十七

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まだまだ研ぎ仕事が続きます。

初心者さんの目には、単調な作業に

写るかもしれませんが、そうではありません。

 

当たるを幸い、ヤスリで

ただツルツルにすれば良いのではなく、

この段階でも造形し続けているのです。

 

粘土原形を作るときは、粘土を

付けたり取ったりして、形を作っていきますが、

この段階では、ヤスリとサフで

削ったり盛ったりして、形を作っているのです。

 

この辺を理解できていない人は、

ヤスリをかけるほどに形が甘くなり、

ツルーン、てろーんとした、

だるい形になってしまいます。

 

 

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研ぐのに主体的に使うのは、耐水ペーパーです。

スポンジヤスリではありません。

耐水ペーパーはあまり曲がらないため、

狙った凸部分だけを削ることができます。

 

 

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特に↑こういうポツポツっとした部分を

ならしたいとき、スポンジヤスリだと

周囲まで削れてしまい、上手くいきません。

 

ちなみに私は真空脱泡器のような

高価な機材は持っていないため、

石膏を溶くときに、気泡が混入しております。

 

そのため原型表面に細かい気泡が

無数に発生しておりますが、

とりあえずは無視して良いです。

後で埋めるので、この段階では放っておきます。

 

 

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一方スポンジヤスリの使いどころはというと

耐水ペーパーでは届きにくい凹んだ部分です。

 

しならせてもペーパーでは

当たらない所を研ぐのに

スポンジヤスリは適しています。

上手く使い分けましょう。

 

 

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・・・うーん、全体的にサフの盛り方が

少なかったな・・・。

 

部屋を暗くした状態で、一方から光を当てて

形を見るのですが、盛るときに

この「部屋を暗くする」というのを、忘れてました。

次はもっとしっかり盛ろう。

再度サフ吹き~凹部を盛る・・・制作記七十六

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ふう・・・。一通り研ぎ上がりました。

この後もう一度サフを吹きます。

 

まあ、研ぎ仕事の大変なのは最初のほうなので、

後からだんだん楽になっていきます。

最初は我慢して、辛抱強くやりましょう。

 

 

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二回目のサフを吹いたところです。

研ぐことで出っ張っている部分が削れた結果、

一回目比べて、だいぶ表面が

滑らかになっているのが分かると思います。

 

それと、分かっている人には当たり前のことですが、

研ぐ目的は、凸部を削ることです。

 

ヤスリをかけることによって、

無数の小さな窪みの存在に気付きますが、

窪んだ部分はヤスリをかけても取れません。

 

窪みを消そうとして必死に研いしまうと、

せっかく作った形がどんどん壊れて、

造形がだるくなります。

 

 

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ではどうするのかというと、一つ一つ

窪みを埋めていきます。

 

私の場合はサフを筆に取り、窪みに置いていきます。

硬化する際、ヒケが起こるので、

高く盛るように置いていくと良いでしょう。

 

模型関係の本には、このときタミヤパテなど、

チューブ入りのパテを使ったりしておりますが、

サフで埋めたほうが良いと思います。

 

パテは硬化後の硬さが、サフに比べて硬いんです。

それだと、パテの周りだけ良く削れるので、

ヤスリをかける際、都合が悪いです。

 

瓶入りのサフが売っているので、

それを使うと良いでしょう。

 

 

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サフを盛ったら、時間をおいて乾かします。

乾いていないサフはぶよぶよするので

うまく研げません。

 

型の段階で、内側から一度研いでいるため、

あまり深い窪みはないので楽ちんです。

さらに研ぐ。ひたすら研ぐ。・・・制作記七十五

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研ぎ仕事は部屋を暗くして、

一方向から光を当てると、凹凸が見やすいです。

明るい環境だと形状を見誤りやすいので

気をつけましょう。

 

 

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細かい部分もピンセットを使って

丁寧に研ぎます。

手を動かすストロークが長くなるほど

作業は早くなりますが、形はそれだけダルくなります。

 

 

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手指の成形には、鉄の精密ヤスリを使ったりします。

レジンや石粉粘土なら良いのですが、

石膏を鉄のヤスリで削るのはやめた方が良いです。

 

すぐに目詰まりし、詰まった石膏を除去するのは

困難だからです。

 

 

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部品が多いので、全てをしっかり研ぐのは、

なかなか根気が要る作業です。

 

研ぎの上手い下手は、仕上がりを見れば

元の造形の出来具合ともども

「この人は丁寧だな」「これは雑にやってるな」

と言う具合に、見ればすぐに分ってしまうものです。

 

ただ買う側は素人なので、そういうことは

たぶん分かりません。

丁寧にやったからと言って、それで

高値がつくということは、無いと思います。

 

どこまで精度を求めるべきか・・・

結局は自分が納得できるかどうかという

話になると思います。

石膏原形を研ぐ。 ・・・ 制作記七十四

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全ての部品にサフを吹き

傷と穴をパテで埋めたら、原型を

研いでいきます。

最初は荒目のヤスリで研いでいくと良いでしょう。

 

使うのは240の耐水ペーパーと、

スポンジやすり(中目120~180)です。

紙とスポンジそれぞれに利点があるので

使い分けましょう。

 

 

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ヤスリが届かない細かい部分は

道具を使って整えていきます。

 

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足の爪とかも粘土の段階では

柔らかすぎて精密に作れなかったので

石膏原型の段階で、カリカリ削って

仕上げます。

 

 

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使っているのはホームセンターで買った、

名前の良く解らない道具です。

海外の彫刻刀の一種だろうか。

 

刃先は元々真っ直ぐでしたが、

使いやすいように丸く研ぎ直しておきます。

 

本当は別の目的で買ったものですが

重いし使い物にならないので、

この用途に転用しております。

別にこれと同じのでなくても、何でも良いと思います。

 

 

*-*-*-*-*-*-*

 

 

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こないだまでデッサン会の会計係をやっていた関係で

デッサンをしにしぶしぶ通っておりましたが、

先月までで係から解放されました。

わーい。これでしばらく行かなくてすむよーん。

 

え?なんですか?

今まで散々デッサンの重要性を語ってきましたが

私、そういう奴ですから。